Tuesday, June 30, 2009

アルバで美を食す : ピアッツァ・ドゥオーモ

トリュフで有名なピエモンテの小さな街、
アルバ。
通りを歩けばトリュフをかかげた店がずらり。

秋、トリュフのシーズンになると、
冬の宝石、白トリュフをもとめて世界中からグルマンが集まる。

細いけど気の利いた目抜き通りをすぎると、
ドゥオーモに到着。

このピアッツァ右手の路地に、
目的の一ツ星レストラン「ピアッツァ・ドゥオーモ」がある。


インパクトのあるピンクの入り口。
ベルを鳴らして2回のダイニングへ。

20席ほどの小さなレストランは、
一面さわやかなピンク。

テーブルにはアミューズがずらりスタンバイ。
気分も高まる。

今回は、レストランの定番料理を組み合わせたコースに。

一品目はサラダ。
季節によって21、31、41と、葉っぱの種類が変わるそう。
今日使っている葉っぱのリストをみながらいただく。
なんと46種類も。シソやゴマを使っていて、
和風な印象。

生肉のタルタル。
これもピエモンテではよく食べられる。
スパイス使いがとても洗練された印象。

サバの甘酢漬け


タラの自家製塩漬け


ウサギといろんなトーンのソース
持っていたウサギのミミで遊んでみた


メニューにはニョッキとあったところ、
東洋のリゾットに変更。

お湯をかけたらまるでシャケ茶漬け♪

ヒツジの絶妙なロースト
カモミール風味のソースと
ヤギのミルクのソースが絶妙。

野菜とフルーツのミネストラ

「パルミジャーノの代わりに」と
ホワイトチョコレートをけずってもらう。

それにドルチェ。
ヘーゼルナッツのスポンジに、
ヘーゼルナッツのジェラート。

今日は誕生日なのでした。

お茶菓子もいろいろ。

最初から最後まで、大満足。
まさに皿の上のアート。
久々に洗練された料理をいただきました。
去年は同じくピエモンテはトリノの「コンバル・ゼロ」に
連れて行ってもらったけど、
こちらの方が圧倒的に満足度が高い。
(いまや二ツ星のコンバルは、バジェットが相当高かった)

シェフは、マルケージ、ルドワイヨン、ミッシェル・ブラ、エル・ブジと、
各国の名だたるレストランで経験を積んだ
エンリコ・クリッパ。
日本にも3年滞在。和の要素を取り入れるも、
全くいやみなく洗練された皿に仕立てるセンスはさすが。
ただ、客席には2組のみ。(もう一組も日本人で同業者)
ワイン業のオーナーは、もっとトラディショナルな料理で集客したいらしく、
もしかしたらエンリコ辞めちゃう!?というウワサも。
これがミラノやパリやニューヨークだったら連日満席かも。

エンリコがいる間にまた是非来てみたい。


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4 Piazza Risorgimento 12051 Alba
tel. +39 017 336 6167

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