Tuesday, June 30, 2009

トリノでEATALYとアペリティーヴォ

昨年東京に、その後ボローニャにもできたイタリアの食材食品の複合店
EATALY
発祥の地、トリノの本店に行ってみた。
 
もとフィアットの工場だった広大な敷地のなか、
スローフード協会監修のもと集められたイタリア各地の厳選食材がずらり。
価格設定も手軽で、ニッチな生産者の食材も見つかって面白い。

パスタ、ピッツァ、肉、魚など、8つのテーマに別れたイートインエリアに加え、
バールやジェラテリアもある。
教育にも力を入れていて、食に関する本や雑誌が揃ったライブラリーのほか、
料理教室、ワインやビールを学ぶエリアなどもあり、
買って、食べて、学んで一日過ごせる。


ピエモンテ、リグーリア、エミリア、シチリアなど
各州をイメージした香水やバスグッズも。


店内をくまなくひやかした後は、トリノ市内へ。


トリノはイタリア第四の人口の規模をもつ大きな町。
また、ミラノに次ぎ第二の工業都市でもある。
世界遺産でサヴォイア王宮郡のほか、
街のあちこちで権力の象徴たる彫刻や豪華なパラッツォが見られる。

 
大きな広場が随所にあり、テラス席でアペリティーヴォができる。


夕食前の時間、軽く飲みながらカウンターにずらり並んだフィンガーフードをつまみながら
待ち合わせをしたり、のんびりおしゃべりしたり。
いまでは全土で見られるこのアペリティーヴォの文化は、トリノ発祥とか。
ゆえに競争も激しく、あちこちのバールがフードに力を入れている。


今回は歴史あるバールでアペリティーヴォをしたものの、ガラガラな状態。
フードもまったく美味しそうではない。(&美味しくない。)


あぁ失敗した!と思いながらなにやら大混雑のバールをのぞいてみると、
湯気がほやほやのパスタやミニピザ、サンドイッチ、野菜スティックに
さまざまなソースなど、
まるで食事!なフードがカウンターにずらり。
ボローニャでは通常アペリティーヴォは19時~21時くらい。
それがトリノではもっと遅くまでやっているようで、
22時ごろでもフードはどんどん出されていた。
 
やっぱり人が集まるところには何かと理由があるものだ。
(ただ美味しいとは限らない・・)


トリノでアペリティーヴォ、次回のヒットに期待したい。

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