Thursday, August 13, 2009

カタルーニャの☆☆☆ カン・ファベス

聖地モンセラットを巡礼して
身も心も清らかな気分になった後は、
カタルーニャの三ツ星を拝みに。

バルセロナから50キロほど、
サン・セロニにあるレストラン「カン・ファベス」。
旅のプランはすべて私が作ったものの、
「ここだけは行ってみたい!」と
テツの唯一の希望を取り入れた。

同じカタルーニャ人シェフ、フェラン・アドリアの
アヴァンギャルドな料理とは真反対の路線をいくシェフ、
サンティ・サンタマリア。
職人気質の料理人。
彼がデザインしたメニューカバーや
プレゼンテーションプレートを見ても、
センスの良さがわかる。

今日のランチは私たち2人と、
キッチンの中のシェフズテーブルに
ジャーナリストか友人か、
親しげな人が数人。

すすめられた契約ワイナリーの白ワインを
注がれるままいただきながら -

アミューズ:
フォアグラのフラン
アミューズいろいろ

塩気、酸味がバチっと決まっていていい。
一気に期待が高まる。

シンプルなトマト、じゃがいものスープ


ここからがメニュー。

インゲンで巻いたカニのクリームソース
サマートリュフ乗せ


エビ カレー風味のソース ポレンタ添え
最高!!!
魚介の質が相当高いと聞いていたけど
ほんとにそう。
まいりました。

フォアグラとナスのグリル 海アスパラ


本日の魚(たしかタイ)花ズッキーニ添え


ハト アプリコットソース添え

これも相当良かった。

モモのジェラートのせ


ベリーのセミフレッド


プチフール

自分は「カタルーニャ人」であるというシェフ。
料理はカタルーニャ風なのかはわからないけど、
とにかく素材が良く、
濃い?と感じる手前の絶妙な味付けをしているのに
技と自信が感じられた。

客席でソースをかけたり取り分けたりする
いわゆる“サービス”をおこなうレストランは少ない。
ここではフレンチのクラシックな“サービス”を
丁寧に行う姿勢が感じられ、
あぁ三ツ星に来たんだな、という気分になる。

化粧室に入るときびっくりしたのは、
一面がガラス張りになっていて
キッチンが見渡せるようになっていること。
「キッチンと客席の空気がひとつになることが大切」
というシェフの演出。

一見の私たちに、かなりサービスをしてくれたシェフ、
ありがとう。
バルセロナに来たら是非足を運びたいレストラン。

Carrer Sant Joan, 6
08470 Sant Celoni
tel. +93 867 2851
メニュー 149ユーロ~

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