Wednesday, July 29, 2009

「リストランテ・ダ・チェーザリ」

歴史的建物の修復家で、自転車で世界中を旅する
ゴッフレードと、
姉夫婦が営むレストランに。

マッジョーレ広場からもほど近い「リストランテ・ダ・チェーザリ」は
何度も前を通ったことがあった。
ミシュランの丸いスティッカーが目印。

オステリアとしてオープンしたのは1900年はじめ。
今のスタイルになったのは1955年から。

到着するやいなや、料理がずらーり並んだテーブルに通された。
「カメラもってきてね」とは言われていたものの、
本格的に撮影を期待されているとは思わなかった。
レストランの取材に立ち会っていたころを思い出す。

もちろん準備なんてしていない。
だってなーんにも知らなかったんだもの!
とりあえず店内の普通の照明で撮影。

右上のマス系の魚のカルパッチョ、超美味でした。
海のアスパラと呼んでいた付け合わせの海草には
コリアンダーも合わせてあって、びっくり。
だって普通に売っていないし、まずイタリア人は食べなれていない。
「コリアンダー使ってるでしょ!斬新!おいしい!」といったら、
「ここ2ヶ月やっているけど、言い当てた人ははじめて!」と
大喜びされた。



左上のブルスケッタ アンチョビ乗せ。
パンとアンチョビの間には、スライスしたバターが。
これもなかなか無い。
1日前に塩に30分だけ漬けるという自家製アンチョビは
浅漬け風で辛すぎず締まりすぎず美味。
バターととってもよく合う。


オーナーのパオリーノは、自分で買い付けにいったという
自慢のシャンパーニュを2本開けてくれた。
やっぱりボトル5、6ユーロのスプマンテとは違うわ~。

デザートのイチゴの氷結スープ?は酸味が利いていて美味。
このセミフレッドも軽くて甘すぎず、とっても好み。



ゴフレードの6歳上のお姉さんで、キッチンに立つイレーネと、
オーナーのパオリーノと40年以上の付き合いとか。
ゴフレードが12歳くらいのころ、
二人のデートにはパパにいつも着いていかされていたなんて
かわいい。


この夫婦、私の家から1分くらいのところに住んでいる。
ボローニャは小さいな。
そしてこんな素敵は出会いがしょっちゅうあるのも
この町に惹かれる理由に違いない。

写真はレストランのホームページに使いたいそう。
ゴフに撮影代払うからね、と言われたけど、
もちろんお断りした。
どちらにしろ撮っていただろうしネ。



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Ristorante Da Cesari
Via de'Carbonesi, 8 Bologna
tel. +39 051 237710
月-土 12:30-14:30 19:00-23:00
日曜定休

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